2010年 01月 01日
2009年 12月 31日
ここ数ヶ月 人間模様の大波小波に振り回された感がある 素敵なことも、喜ばしいことも、悲しいことも くだらないことも、取るに足らないことも 信じられないような、信じたくないようなことまで それはそれは目まぐるしく起こってしまったから 不必要なくらいに揺さぶられ、引きずられ、動揺した その度に自分の色んなことと重ね合わせては 熱くなったり、苦しくなったり、うっとりしたり、同情したり、ほっとしたり 振れ幅がいちいち大きくて参った 持っていないものに恋い焦がれ 足りないものを埋めようとする 認められたいとか、愛されたいとか色んな表現があるけど 誰もが持つこころの奥底にある想いの根本は 幸せでありたいー 、という きっとものすごくシンプルなもののはずなのに 想いが形を変えるとき それはものすごい力をもって 誰かを心から微笑ませたり、国境を越えて溜息をつかせたりする そしてそんな事実に 大いに翻弄される自分 世の中の不確かさを痛過ぎるほど強く感じながら 足りないものって何なんだろ 大切なものって何なんだろ 守るべきものって何なんだろ 考え始めたら何だか急に切なくなって、やるせなくなって、淋しくなって 困ってしまった でも、今日仕事が終わって外へ出たら この数日間の気温上昇ですっかりびじゃびじゃの灰色に変わり果ててしまった雪が まるで魔法のようにまた真っ白くなっていて 思わずわあっと声が出た まだ深々と降り続ける雪を見上げながら歩みを進めるうちに ゆっくりと心が定まっていく 同じ景色なのに、こんなに違って見えるとはー と思った途端にはっとする 不確かだからもっと大切に出来るんじゃないか 永遠じゃないからうんと尊く思えるんじゃないか そうだ、 ごまかしたりしないで ちゃんと自分と向き合う勇気さえあれば怖がらなくていい 足りないことも、大切なことも、守るべきものも、幸せも 全部自分の心が決めるんだから 何度もはっとして、その度に立て直して行けばいいじゃないか そうして日々を大切に紡いで行けば きっと後悔しない 踊れることに感謝しながら 大切な人達の愛に感謝しながら 2009年を締めくくる Photo by Ken Takeyama #
by makikirjonen
| 2009-12-31 04:50
| 心
2009年 12月 29日
幸せは ひょっこりとやってきたりする 水戸バレエ研究所から届いた クリスマスカード 一人一人にお礼を言って 一人一人と話ができたらいいのだけど このブログを読んでいますというコメントに 何だかちょっと恥ずかしくなる 弱音に文句、不安に葛藤 本当は、もっと先生らしく先輩らしく いつもきらきらしていなきゃいけないかなあと 思ったりして 一緒に過ごせる時間は、ほんのわずかだけど その若い心に何か、かすかにでも残せたら と秘かに願いながら 無限の可能性を持つみんなが 色んな事を乗り越えながら、でもしゃきっと背筋を伸ばして それぞれの未来へ歩みを進めて行って欲しいと そんなことを いつもいつもヘルシンキから祈り続ける みんなの成長を楽しみに 本当にありがとう #
by makikirjonen
| 2009-12-29 05:56
| 水戸バレエ研究所
2009年 12月 24日
2009年 12月 20日
10歳5ヶ月 66.5kg ニューファウンドランド犬 12月17日午前11時永眠 ふさふさのお腹が静かに上下する その規則正しい動きが 少しずつゆるやかに、そしてやがて永遠に止まってしまうまでの時間は あまりにも正確に刻まれ そしてあっけなくやって来た ついさっきまで動いていたのに まだ温かいのに 横たわった大きな茶色のもしゃもしゃは まるで寝ているように でももう二度と動かない この選択はなすのためだということを 繰り返し思い出しては言い聞かせる でも、抜け殻みたいな身体に力が入らない 感じるのは頬を伝わる液体の温かさだけ ああ、 この身体を一体何度撫でただろうー なすが眠りにつて3日 溢れる思い出の中 何だか何も言葉にならなかった 忙しくしていたお陰で、大分紛れてはいたけど 意識がゆるんだ途端に 不意にぽろぽろと涙が止まらなくなってしまう そんなことの繰り返し 森を、毎日歩いたね 美しく晴れた緑の夏の午後を 冬の魔法のような色の朝日の下を 緊張から解き放たれた舞台後の、夜の静寂の中を 嵐の日も、熱があった日も、二日酔いの朝も 毎日、毎日、歩いたね 手が痛くなるまで念入りにしたブラッシング 好物のお肉を前に、鼻息荒く目を輝かせる姿 真っ白な雪の中に埋もれるのが大好きで チョコレートケーキに粉砂糖をかけたみたいになってたっけ 悪夢を見てうなされたり、夢の中で走ってたり 幸せに微笑む日も 平和な平和な普通の日も こらえ切れない哀しみに大泣きした日も どんな日も一緒に過ごした 来る日も来る日も ああ、 こんなんじゃ、書ききれるわけがないや 一体何度哀しい思いをしなきゃならないんだろう じっと痛みに耐えながら その寂しさや、苦しさや、辛さが 自分の身体に溶け込んでいくのをひたすらに祈りながら 時をやり過ごす なす、本当にありがとう いっぱいの愛をありがとう また、会おうね #
by makikirjonen
| 2009-12-20 21:18
| 哀
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