2007年 09月 28日
市川歌子先生が、昨晩他界された。 恩師である、故粕谷辰雄先生の奥様。 粕谷先生同様、孫のように可愛がって頂いた。 大切な人が、また一人立つ。 日本時間深夜、その頃のヘルシンキは、 小雨なのに美しい夕焼けが見えた。 やっと粕谷先生に会えるね。 父にも挨拶をしてくれるだろう。 精一杯の感謝を、踊る事で捧げよう。 これからは、粕谷先生と2人で見守ってくれるはず。 日本との距離を感じるのは、こんな時。 私は、さようならも言いに行けない。 思い出が溢れ出す。 最後になった面会、私の顔を優しく撫でた細い手の感触が蘇る。 ずっとずっと、ものすごい力で私の手を握りしめてた。 この手に、私は沢山のことを与えてもらった。 いつか遠くないうちに必ずやってくるはずだったその日。 それは覚悟してたこと。 それでも、心が哀しみに包まれるのを止められない。 今日これからの舞台は、先生の為に踊る。 きっと観に来てるよね。 生きて行くことは、簡単じゃない。 だからこそ精一杯、今日という日を、今という瞬間を 抱きしめるように生きて行こう。 市川先生、ありがとう。
by makikirjonen
| 2007-09-28 22:55
| 水戸バレエ研究所
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