DANCING FOR DREAMS /水戸バレエ研究所、そしてフィンランド国立バレエ団へ

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2007年 10月 03日

点滅していた電話。
メッセージ有り。


嫌な予感がした。


母の哀しみに満ちた声が、静寂の中に響く。
後輩であり、大切な友人のお母様が亡くなった。


全身の力がすっと抜けた。
頭の中が真っ白になって、しばらく座り込む。
さっきまで美しいと思った空は、哀しみの色に染まる。


ユハは、学校で教えの日。
家に一人、着替えもせずに、洗濯機を回して、洗濯物をたたむ。
掃除機をかけて、鏡を拭いた、花にも水をやる。
夕食の下ごしらえが終了した時、不意に静けさに気がついた。
愛犬なすが、足下に寝そべっている。
その横顔があまりにも可愛くて、
そっとその柔らかい顔を撫でた途端に涙が出て来た。


素敵な人だった。
厳しい闘病生活を、気丈に生き抜いた。

”娘をお願いね”

そう笑顔で言った。
会う度に、必ず笑顔で言った。



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哀しみが、波のように押寄せる。
あまりに若い死は、哀しみも更に深く重い。
友人を想うと、居ても立ってもいられないのに、
何も出来ない私。


恩師粕谷先生のお葬式の時、
人の目なんかおかまいなしに、
私に抱きついて激しく泣きじゃくった彼女。


あの娘のことだから、今頃きっと泣いてるんだろう。
ただぎゅっと、抱きしめてあげたかった。


哀しみに包まれた夜は、静かに更けていく。
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by makikirjonen | 2007-10-03 06:10 |


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