DANCING FOR DREAMS /水戸バレエ研究所、そしてフィンランド国立バレエ団へ

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2008年 11月 05日

11月
この調子であっという間に今年も終わるのだろう


"眠れる森の美女"の配役発表があった
全14回公演だから
いつものように最低3キャストは作るだろうと
もしかしたら4キャストかもね、と話していたのに
そして沢山キャストがあれば
もしかしたらチャンスはあるかもと思っていたのに
予想に反して何と2キャストのみ


配役表は
いつだって笑いと涙を巻き起こす
何年在籍しても緊張する一瞬
張り出されたリストに
自分の名前を探す作業


先シーズン踊ったオーロラ姫
出産を経て戻って来た主力メンバー達の存在に
予想はしてた
期待したら失望する
だから期待しないようにした
でも祈るような気持ちはどうすることも出来なくて
その場所に自分の名前がなかったリスト
予想していたことだったけど
分かっていたことだったけど
やっぱり力が抜けていく


今回はユニコーンと新しくカラボス役
ユニコーンはソロのヴァリエーションがあるし
カラボスは、重要なメインキャラクター
やりがいのある役だ
カラボス役から外された子が泣いていた
前回同じくオーロラ姫だった子の名前は
ソリストどころか群舞に


そう、
まったく悲観的な状況じゃないのにね
素直に喜べない自分が、卑屈で哀しい
自分の器の大きさを知っているはずじゃないか?
踊れるという事だけで幸せだったはずじゃないか?


一度でもチャンスを与えて頂いたことを喜ぶべきだってこと
もちろん心からそう思ってるし、感謝もしてる
でも一筋縄にはいかない心
やっぱりそんな風に綺麗なだけじゃない
だって
もう一度踊りたかったから
残された山積みの課題達に
もう一度挑戦したかったから


そんな歪んだ重い心が
じわりと動いた


実力が足りないと思うんじゃない
お姫様タイプじゃないなんて思う必要はない
君は、君のオーロラ姫だったんだ
そして本当によくやったじゃないか
配役には色んな理由があるものだよ
それだけで力量の全てを計るのは意味のないことだし
自分の価値を定めるのはセンスのないことだ
人にはそれぞれの趣向ってものがあるんだから
自信を失う必要は全くないね
そして戦う相手が
いつだって自分自身だってことに変わりはないさ



我慢していたもの
大粒の、とっておきの雫が
ぽろぽろと落ちていく

そう
誰かにそう言ってもらいたかった
しっかりしなさいと
カラボスやれるんだもの、いいじゃない...じゃなくて
次にチャンスがあるはず...
みたいな根拠のない楽観じゃなくて
今まで通りでいいんだと
ただそう言って欲しかった


頑張っていない時なんか、ないもの


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無防備な心をさらけ出す
その悔しさを噛みしめ
至らなさを痛感し
いい訳なしで現実を受け入れる
大粒の雫を払い落とす間もなく歩き出す
こうやってまた
もっと遠くを目指す
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by makikirjonen | 2008-11-05 06:47 |


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