2008年 11月 14日

6年


ー6年前の今日は、雪が降ってた


全身の力が抜けて動けなくなった日
世界のすべてが歪んで見えて
音が消えた
人の死というものを初めて知った
生きているということの意味を思い知らされた
大切な、大切な人を失うということ
もう二度と会えない
変えられない現実を前に途方に暮れた
ただ気が狂ってしまいそうなほど
泣くことしか出来ずに


あんなに哀しかったのは
後にも先にもないかもしれない
あまりの衝撃だったから
それ以後は免疫らしきものが出来た
父の時でさえも
私はちゃんと立っていられたから



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      水戸バレエ研究所50周年記念公演 ー 6年前、最後の舞台になった



恩師粕谷辰雄先生が他界して早6年
記憶の中の先生はいつも笑ってる
大仏のTシャツ、フジテレビマークの靴下
毎週毎週水戸に通ってた先生
最初は電車で4時間もかけて通ったと聞いた
私の知ってる先生は
常磐自動車道を140kmで走る
バレエ協会の会議で遅れても、風邪気味でも
毎週毎週水戸にやって来た
そしてそれは50年間続いた
バレエを、子供を
何よりも愛した先生


水戸バレエじゃなかったら
粕谷先生に出逢えなかったら
私はバレエを続けられなかっただろう
利害や損得、そんな事は全くおかまいなしに
ただ私のことを一番に考えてくれた
大事に大事に育ててくれた
いつだって変わることのなかった
踊りへの敬意と、深い愛情を持って


この6年で
色んな事が変わった
そしてこれからも変わって行くし
変わって行かなくてはいけないのだとも思う


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でも
粕谷先生の心を繋げて行く
バレエという芸術に生涯を捧げた
その真っすぐで深い志を


一緒に歩む
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by makikirjonen | 2008-11-14 03:48 | 水戸バレエ研究所


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