カテゴリ:心( 89 )


2009年 10月 01日

よそみ


ー10月
秋晴れの美しい朝も
肌をさすような冷たい空気に
妙に切なくなってみたりする
季節の変わり目は
郷愁を呼び起こす


何だかしっくりいかないような感じの日々
いちいち色んな事が
小さいことから大きいことまで、気になったりする
この何となく嫌な感じを
どうやって軌道修正しようかね


こうでありたいという理想は
往々にして苦しい
目を背けたくなるような現実も
受け入れて尚先を見る
でも、言葉にしてみるほど
そんなに簡単に、そんなにすんなりと
心は動かなかったりする


それでも本番
踊るのはPetit Mort(小さな死)


どんな時も逃げなければいい
それ以上は
そうだ、後から考えよう




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by makikirjonen | 2009-10-01 21:13 |
2009年 09月 21日

ママ


日曜日
久しぶりに目が覚めるまで眠る
あわただしい1週間だった
楽しく有意義な時間の一方で
日常の”するべきこと”が、滞る


窓を開け、音楽をかけながら
洗濯機を回し、掃除機をかけ、床まで拭いてみる
たまったメールを返信し
頼まれていたことを終わらせる
朝のやわらかい光の中で
すべきことを、淡々と方付ける


本当は1日中家に居ようと思ってたのに
あんまりいい天気だから
その、秋の初めの空気を身体中で感じたくなって外へ出た
1週間前母と一緒に歩いた同じ道
また少し色が変わった木々の葉を見上げながら
ゆっくり歩く


そう、恐ろしいことにもう1週間経ってしまうのだけれど
母が舞台を観に来てくれた
はるばる日本から、地球の反対側の北国へ
本当は、そのすべての演目を観てもらえたらいいのにね
そんなことは叶う訳もなく


1年に1回は、と言う母に
なるべく完成度の高い舞台をと
少し緊張してしまったけど
実は母の方が緊張していたらしい....
終演後、無事に舞台を務めてくれて良かったと
はしゃいだ調子で舞台裏を見渡す
そんな姿に、嬉しくなった


離れて暮らす日々
恨めしい距離は、普通の母娘のように
気軽に会ったりすることが出来ないから
私が母にしてあげられる
多分、一番親孝行なこと


ママ、観に来てくれてありがとう



青空の下
そんなことをぼんやり思い出しながら
駆け抜けて行く秋を
瞬く間に過ぎて行く日々を
心から愛おしいと思った


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by makikirjonen | 2009-09-21 05:11 |
2009年 09月 02日

ありがとう


みんなみんな、ありがとう
世界中からの応援に
ただ心強いばかり


Special love to...
たかちゃん & けんたくん


なんてあったかいんだろう
それだけできゅんと胸が熱くなるくらい
それだけで涙がでてしまうくらい



心から、ありがとう



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   ニキヤのサラ&ソロルのヤーコ  初日終演後、ロシア料理のレストランにて
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by makikirjonen | 2009-09-02 05:18 |
2009年 08月 09日

Dear Papa


そして、8月9日ー


青い空が、高い
オフの今日1日をどうやって過ごそうかと
淹れたてのコーヒーを片手に窓を開ける


パパが好きな
コーヒーとビートルズ
小さい時も、少し大人になっても、日本を離れてからも
いつも変わらずにあったもの
日曜の朝の、決まりごと
記憶はまだこんなに鮮明なのに
3年という月日が過ぎたなんて


窓から差し込む
柔らかな日差しに目を細める
3年前の、やっぱり晴れていたあの朝
”またね”と背中で閉めたドア
深すぎる悲しみに包まれた静寂に
心を奪われてしまわないように
ただまっすぐ前を見て歩いた自分


何も変わっていないようで
何かが変わったのかもしれなかったし
もしかしたら変わっていないかもしれなった
でも、そのどれでもいいような気がした
この美しい空を
こころから美しいと感じられれば
それで



パパ、今頃何をしてるんだろ?


あっという間に過ぎていく時間を
人生を思ったら
ほんの少し、心細くなるよ


でも約束は
忘れてないからー

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by makikirjonen | 2009-08-09 20:00 |
2009年 07月 08日

願う


7月7日

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大切なひとたちが
幸せでありますようにー
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by makikirjonen | 2009-07-08 01:33 |
2009年 07月 01日

あらためて


外国暮らしがどんなに長くなっても
日本という国を肌で感じる日々は
穏やかで、安心で


家族のもと
ただの娘に戻れるということが
いつも知らないうちに張りつめている心の場所を
やわらかく解きほぐす


壊れてしまったなにかを
失ってしまったなにかを
拾い集めたり、探したりすることをやめたら
前が見えた


そうして改めて見渡す
自分を取りまく世界の温かさに
なにかが溶け出していくのを感じる
世界も自分も、ゆっくりと
でも確実に変わって行く


飛ぶように過ぎて行く日本での日々
今日という一日を
振り返る時間さえもない程忙しなく
毎夏のことだけど
忙しい方が好きだから、これでいい




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by makikirjonen | 2009-07-01 02:02 |
2009年 06月 08日


ふたたび、ヘルシンキ


シンガポールでの1週間
バリ島での1週間
あっという間の2週間に別れを告げ
南の国から33時間かけて戻ったヘルシンキ
見慣れた街は
前よりも濃い緑に包まれて
でもやっぱり変わらずそこに在って
当たり前だけど
何だか不思議な感じがした


それにしても
旅に出るのはよいことだー


非日常の中
見知らぬ土地で
新しい世界のしきたりを
その色を、匂いを、音を
心のままに感じては、自分の世界を省みる


何が正しい訳でもなくて
何が間違っている訳でもない
世界は、知らないことだらけ


ただ、新しい何かを知ることで
自分の生きる世界の色が
ほんの少し変わる


だからいつもよりも
ずっとずっと素直に
ぐっとぐっと深く
自分の生きる世界の色んなことを
心から愛おしく思った

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明日から
クオピオダンスフェステイバルの稽古開始
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by makikirjonen | 2009-06-08 06:09 |
2009年 05月 23日

うらはらに


緑が眩しい
光が眩しい
空を飛ぶかもめ達さえも
気持ち良さそうに見える


外の世界の美しさとは対照的に
何だか尖ってる自分
歪んで見えるすべて
例えばいつもは気にならないような同僚の言動に
例えばいつもは流せてしまうような出来事に
大幅に揺さぶられては引きずられ


幸せも不幸も
感じるのは自分の心
心さえ萎えなければ
どんな事も必ず乗り越えられる 


だから
この萎えてる心は厄介だなあと思いつつ
しゃっきり拭い去れずにいて
一見、平和に静かに過ぎて行く毎日の中
尖ったままで笑ったりしてる
ちぐはぐな自分


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by makikirjonen | 2009-05-23 15:19 |
2009年 03月 24日

そしてまたひとつ


先週土曜、Lost Symphony終了
体力的にも、テクニカル的にも難しい2作品
全力で向き合った、今の自分の精一杯
でも、まだまだ届かない
満足したら終わってしまう
素晴らしい経験をさせて頂いたことに感謝しつつ
先へ駒を進める
残された課題達と向き合いながら


その重圧感から解き放れ
束の間、その開放感に身を任せる
大変だった分大きい歓びを
静かに抱きしめる


そして今日からは
次のダブルビルの作品達に全力投球
足がガクガク
明日の筋肉痛を想う


全力疾走
これでいい

今は休みなんかいらないから


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by makikirjonen | 2009-03-24 05:06 |
2009年 03月 10日

プロフェッショナル


大好きな番組 NHK プロフェッショナル 仕事の流儀


疲れたとき
気持ちが後ろ向きなとき
逆境のとき
栄養ドリンクみたいな番組
自分なんかまだまだ甘いんだと
活を入れてくれる


色々な世界のプロフェッショナル
苦境を乗り越えて輝く彼等は
みんな強くてしなやか
そして、熱い
もの凄く熱い


今回は科学者の小池康博さん
高速通信用のプラスチック製光ファイバーや
液晶ディスプレイ用バックライトなど
暮らしを変える新技術を次々と生み出してきた
ノーベル賞級の技術開発


そんな小池さんにも苦悩の時があった
研究の成果が出なかったのは、なんと14年
14年ってー
その途方もないような時間を、たった一つの研究に費やすって....
それも、結果が出るかどうか分からない暗闇の中で



それは孤独ですよ、誰も助けてくれないし



にこやかに
そんな事をさらっと言う
まるで自分の好物の話をするかのように



好きだったから、こだわれた 大変だったけど、不幸じゃなかった



淡々と語るその語り口
でも内容が半端じゃない
その言霊に、揺すぶられる



逆境でも、必ずしも不幸じゃない



胸を真っすぐに突き抜ける
その凛とした衝撃が
静かに爽やかに広がっていく


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大丈夫
まだまだ行ける
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by makikirjonen | 2009-03-10 06:12 |