DANCING FOR DREAMS /水戸バレエ研究所、そしてフィンランド国立バレエ団へ

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カテゴリ:心( 89 )


2008年 07月 31日

ただいま

ヘルシンキ

湿気のない空気が清々しい
馴染みのある景色は
当たり前だけど
そのままそこにあった


夏休みはあっという間に
バタバタと家を後にする
最後の瞬間まで忙しい
上空1万メートルで
そっと息を吐いた


荷物も開けずに寝てしまった昨日
今日は朝から掃除


終わってしまいそうな夏に
ちょっとだけセンチメンタルになる
思い出を抱きしめながら
ひたすらに掃除


どこへ行く時もいってきます
どこへ着いた時もただいま


住んでるとこが家になる


明日から
劇場で稽古開始


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by makikirjonen | 2008-07-31 06:20 |
2008年 06月 08日

1年


水戸バレエ研究所55周年記念公演”ジゼル”
1年前の今日、6月8日

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今日パートナーのヤルコと劇場で会って
2人でしみじみ...


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365日分の涙も笑いも感動もあった訳で
しっかり噛みしめてきたつもりだけど
早い...
思い出はこんなにもまだ鮮明なのに



ジゼル
是非また踊ってみたい役柄


”伝えること”


その難しさと、同時に素晴らしさを体感した作品
舞台という特別な空間
やってるつもりでも、伝わらないことが多くて
苦戦した
いかに自然に振る舞うか
遠い客席に座るお客様に
ストーリーを伝え、更に引き込むために...


そして何よりも発狂のシーン
立ち位置、角度、目線


”自分が信じなければ、お客様に伝わるはずがない”


演じること
今まであった、自分の殻みたいなのもの
それを突き破るのに勇気が必要だった
人前で全裸になるような感じ


この体験は本当に宝物



何度も何度も踊れたらいいな...
きっと毎回踊る度に
また違う自分に出会えたりするんだろうと思うから


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こんな素晴らしいチャンスを与えて頂いたこと
改めてありがとうございました
そして一緒に舞台を盛り上げてくれた水戸バレエの皆

ありがとう!


また一緒に踊りましょうね!!!
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by makikirjonen | 2008-06-08 07:04 |
2008年 05月 20日

夢、そして


ただ踊ることが好きだった
踊りたい
ただそれだけだった


日本を離れた12年前
ただ上達したい一心だった
プロになれるかなんて分からなかったし
実際そんな自信もなかった
まして、国立の大きなバレエ団に入れるなんて
夢にも思っていなかった


プロになってからも
例えばキリアン、ノイマイヤー、エックのような
超一流の振付家達
例えばマカロワやギエムのような
雲の上の存在でしかなかった世界のバレリーナ達
そんな人達と同じ空間に居る自分を
どうしたら想像出来ただろう


そしてバレリーナなら誰でも一度は夢見る
古典全幕の主役
そんなことが実現する日が来るなんて
夢どころじゃない
もっともっと遠い何かだった



眠れる森の美女、初日
温かい、とても温かい舞台だった
バレエ団の皆に支えられて
それこそ世界中の友人から激励されて
皆のエネルギーに踊らされた
そんな舞台だった


何よりも母と叔母に見てもらえたこと
遠い日本から、本当にありがとう
言葉じゃ足りるはずがない
この感謝、届いたかな
今までの、そのすべてを



夢が叶ったその時、


震えるような感動に包まれるのかと思いきや
冷静に出来を分析する自分
そんな自分に驚いた


至らない自分を痛切に感じる
どんなに努力しても
決して満足することはない
そんな現実を改めて知る
気が遠くなるような現実


それでも踊るのは
好きだから
伝えたいことがある



夢、そして


あるのはまた地道な稽古
初心に戻る


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by makikirjonen | 2008-05-20 02:38 |
2008年 05月 15日

初日


母と叔母、ヘルシンキ到着


明日、"眠れる森の美女"初日
心配事をあげたら、きりがない
本当は、恐い


深呼吸
逃げだしたいような気持ちも
ゆっくり一緒に吐き出してしまおう


気負わず
自分らしくでいいじゃないか


オーロラ姫になる


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by makikirjonen | 2008-05-15 03:53 |
2008年 05月 02日

こころ


ありがとうなんかじゃ足りない気持ちを伝えたいとき
ぎゅっと抱きしめただけじゃ足りない想いを伝えたいとき


どうしたらいいんだろ


5月の最初の日
あっという間に春らしくなった森は
新芽の緑が眩しい


こころを開くこと
こころを伝えること
こころを思いやること


こころの場所を教えてくれた


ありがとうじゃ足りないけど
ありがとう


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by makikirjonen | 2008-05-02 05:43 |
2008年 04月 17日

もやもや


ヘルシンキ、春めいたもののイマイチさっぱりしない
鳥の歌声だけが春の兆し
相変わらずの曇り空は重苦しく広がる
そして時々雨


今週は、先週初日だった"Mestareiden Ilta"の本番3回
昨日の本番は、思うように身体が動かず
バランスは悪いし、ついでに滑ったし...
不本意な出来にイライラつのり
それをどこにぶつけていいのか分からないまま就寝
そしたら嫌な夢を見た


今日は眠りの稽古
第2幕、森のシーン
力み過ぎで体力が持たない
しかもヴァリエーションの最後、目が回る


リハーサル後、自習
時間が足りない気がして、焦る
どの踊りにも、うまく行かない所がある
まだ稽古してない所が沢山
何から手を付けたらいいのか


誰も助けてくれない
自分だけが頼り


皆の応援が優しくて
そんな期待に応えたいのは山々だけど
暗闇の中、まだ光は点にさえ見えず


ひどく孤独だ


疑問と否定の日々
忘れそうになる大切なこと


必死に探す
自分が欲しいもの
どうしたらいいのかー
とりあえずしがみついてみても
何も始まらず
心と身体がバラバラのまま


時間は待ってくれない
必ずやってくるその日を想うと
正直恐い


後悔しないように
今出来る事をやる
精一杯やる


それだけを言い聞かせる
明日も稽古

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by makikirjonen | 2008-04-17 03:32 |
2008年 04月 08日

Rain


ヘルシンキ、雨
窓を開けた途端に森の匂いがした
湿った木々の香りを含む空気は
ひんやりとほほを撫でる


雨の日の外出は嫌いだけど
例えば予定のない日曜日の午後なんかに
窓から降り続く雨粒を見上げるのは好き
静寂の中、雨音のリズムに耳を澄ますと
心が静まっていくー



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今週土曜日、新しいプログラムの初日
"眠れる森の美女"の稽古も同時進行中
雨の日も同じ、踊りの一日
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by makikirjonen | 2008-04-08 02:13 |
2008年 03月 29日

眠れる森の美女


5月に再演する"眠れる森の美女"
オーロラ姫を踊れることになった

5月、まだまだ先の事のように思うけど
次のプログラムの稽古がびっしりの中、
実際"眠り"を稽古できる時間は少ない

昨日が初稽古

第1幕のエントランス、ローズアダジオのヴァリエーション、コーダ
そして森のシーンのヴァリーエンション
みっちり1時間半ノンストップ...

もちろん先生とマンツーマン
出て来ただけで、やり直し(苦笑)
足のポジション、手、背中に、目線...
ピアニストのお兄ちゃん、
何度もやり直しの私に、同情を漂わせながらも笑顔を絶やさず
テンポもかなり気を遣ってくれて...ありがとう...

それにしても、難しい...

まだ4人の王子とのローズアダジオもあるし
森のシーンのパ・ドウ・ドウ、そして最後のグランパ・ドウ・ドウ


まず、身体が持つかしら...


自分の器以上のものに取り組む恐怖
鏡の中の自分が、醜い
欠点ばかりが気になって
自由に動けない



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とにかく稽古
一つずつ、やっていくしかない
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by makikirjonen | 2008-03-29 23:52 |
2008年 03月 28日

舞台


休み明けの身体
一週間半ぶりの本番に加えて、パートナーチェンジ
不安な舞台だった


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                       オペラハウス フォイエ


最善は尽くしたけど
足りない、届かない
いつだって課題が残る

もっと、もっと

満足のいく舞台なんて
一生ないんだろうな



それでも
この空間が好きだ
逃げ出してしまいたいような気持ちを
力に変える


演じることは、感じること
空間を感じ、音楽を感じ、身体を感じる


自分だけど、自分じゃない誰かになる
でもそれは
たぶん最も自分らしい瞬間なのだろう



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消えてしまうその一瞬
だからこそ愛おしい
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by makikirjonen | 2008-03-28 07:13 |
2008年 03月 27日

ゆき


3月27日だと思わなければ
冬の、ありふれた光景だけど...

ゆき、ゆき、ゆき


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春を通り越して
常夏の、灼熱の熱さが恋しいくらい


これから本番、Jorma&Jorma
さすがに自転車通勤は控えよう
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by makikirjonen | 2008-03-27 20:05 |