DANCING FOR DREAMS /水戸バレエ研究所、そしてフィンランド国立バレエ団へ

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カテゴリ:心( 89 )


2007年 10月 01日

おもひ

ここ数日で、沢山の新しい出逢いがあった。
みないい人達ばかり、何より温かい。


北国の冬に必要なのは、人の優しさ、温かさ。


素敵な出逢いがある一方で、別れも避けられず。
日本では、市川歌子先生のお通夜。
母が私達の代わりに参列してくれた。
白のロングチュチュと、トウシューズ、
そして私が送った葉書達も、一緒にお棺に入れてくださったらしい。
美しい花々に囲まれた市川先生。
優しい顔をしていたって
よかった... それだけが気がかりだった。



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時間の流れは止まらない。
そして世の中は、変わって行く。
自分も。


思い出は色褪せることなく
鮮やかな色を残して心に刻まれ
その情熱は消えることなく
残された人間と共に生き続ける。


人は一人じゃ生きて行けない。


新しい出逢いは、ぽっかりあいた心の穴を
優しく満たしてくれていた。


なんて沢山の人に支えられているんだろう。
だから、今、ここ、
こうして踊っていられる私。
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by makikirjonen | 2007-10-01 04:03 |
2007年 09月 17日

曇り

オフの一日。
雲が厚いどんより天気だと、気持ちもダラリ。

休日にする、”家の事”は結構沢山。
ダラダラしてるから能率が悪くて、夜までかかってすべて終了。
でも、全くテンション上がらず。

色んな事が、頭にぎっしり。
色んな人が、頭にぎっしり。

その多種多様にわたる事柄達が、それぞれ収まるべき心の場所に
うまく収まっていないみたいな感じ、心が重苦しい。
そっと深呼吸してみる。

明日から、必殺ウィーク開始。
今はとにかく踊る事。
朝が来たら、またいつもの一日。
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by makikirjonen | 2007-09-17 05:48 |
2007年 09月 14日

How are you?

挨拶のように使うHow are you?
日本語に訳したら、元気?ってとこ。

実際そう聞かれても、
“実は、カクカクシカジカで...”なんて答えたりしない。
I'm fine thanks, and you?/元気よありがとう、貴方は?
という風に、流れて行くはずの会話なんだけど...

リハーサル開始の5分前、スタジオにて。
冴えない顔をしていた同僚に、そんな調子で聞いたHow are you?
”実は、離婚したの....”
って泣き出しちゃった。
ビックリして、とりあえずギュッと彼女を抱きしめたものの
リハーサル始まっちゃうし...
ああ、何で聞いちゃったんだろ、こんなタイミング悪い時に。
彼女も、全く稽古にならなくなっちゃった。
ごめんね、そんなつもりじゃなかったのに。

そして、30分の休憩...
カフェテリアでコーヒーを飲んで一息。
別の同僚に、How are you?
何と、彼のお母さんが意識不明の重態、おばあちゃんが心臓発作で入院...

ああ...

"How are you?"恐怖の一日。

同僚には申し訳ないけれど、
今の自分の手にしている当たり前のような幸福に改めて感謝。
この平和な、平穏な日常が、愛おしくてたまらなくなった。


一日でも早く、2人が心から元気になることを祈って。
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by makikirjonen | 2007-09-14 05:53 |
2007年 09月 05日

だらだら



今日は何だかだらだらムード。
リハーサルは、今回新しくキャステイングされた人中心の振り付け確認が主だった。
すでに先シーズン踊った私達は、手持ち無沙汰。

何だか不完全燃焼。

こんな日もあるさ!
と言うわけで、花を買ってみた。


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小さなバラは、可愛くて。
ふと、日本の実家に咲く花々を想う。
それを切って部屋に飾るおばあちゃん。
直ちゃんは、仕事頑張ってるかな。
ママは笑ってるかな。
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by makikirjonen | 2007-09-05 04:19 |
2007年 08月 30日

be alive



今朝のヘルシンキは曇り空。
いつもは自転車で通勤なんだけど、今日は車で。
ユハとはリハーサル終了の時間帯が違うので、
帰りはトラムだった。

小雨が降り出したらと思ったら、晴れて来る、
そんな目まぐるしい天気。

トラムの車中、右足首に鈍い痛みを感じながら、
ボ〜っと空を見てた。
ipodで、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11の第2楽章を聴く。
外界のその全てから逃れて、音楽の世界に沈んでいく。
そこはいつだって美しい。


トラムを降りる頃、
さっきまでの小雨が嘘のように、青空が見えた。


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その旋律の、あまりの美しさに
雲の切れ目に顔を覗かせた太陽の、
あまりの輝かしさに
訳もなく泣きたくなる。


”生きている”ことを感じる瞬間
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by makikirjonen | 2007-08-30 04:39 |
2007年 08月 22日

つぶやき

日に日に、リハーサルが立て込んで来たこの頃。

夏休み中は、かなりパワフル、フル回転。
少々睡眠不足でも、全然大丈夫♪

そう言えば、疲労という身体の状態を忘れてたっ。

”極限の状態”までには、まだまだ余裕があるけど
この身体が重〜い感じ...
仕事再開を身体で実感。

夕食後、何もする気力がなくて
結局ソファーで浅田次郎を読む。
彼の著書”プリズンホテル”ではまったのが始まり。
日本語で読む本と言えば、浅田次郎か宮本輝

途中涙したり、声を上げて笑ったり。
結局2時間も読みふけって、気がついたら午後10時を過ぎていた☆


勝利や征服には何の意味もないんだ
努力することが人間の幸福なんだ


妙に心に響く言葉


考えだすと、分析したり、収拾がつかなくなってしまうような感じがして
あえて考えない事にする。
とりあえず、眠ろう。

明日も、稽古の一日。
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by makikirjonen | 2007-08-22 05:09 |
2007年 08月 09日

Dear Papa


ヘルシンキ、晴れ
空が高い
乾いた風は心地よく肌をなでる
Papaが旅立って今日で1年
時間は止まらない、世界は変わらずに回り続けてる

色々な事があったけど
思い出すのは、優しいこと達ばかり
何よりも、私をこの世に送りだしてくれたこと
貴方が父親で、よかった

Papa ありがとう
またね....

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by makikirjonen | 2007-08-09 20:52 |
2007年 06月 16日

報告


55周年記念公演の報告の為、
恩師粕谷先生のお墓へお参りに行った
梅雨入りしたはずなのに、晴天の青空
お天気がいいと

”どこかへ行きたいですね”

と言ってふらっと出て行ってしまう先生
思い出達は、時々私をひどく淋しくさせる

妻の歌子先生は、大正13年生まれ
今日は、彼女に会うために厚木にも足を運んだ
最後にお会いしたのは、昨年の夏
症状は、転がるように進む
その小さくなった手を、
そっとつなぐこと以外に何が出来ただろう?

午前12時水戸着
疲れているのに、眠れそうにない
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by makikirjonen | 2007-06-16 01:35 |
2007年 06月 14日

粕谷辰雄先生へ


6月8日
水戸バレエ研究所55周年記念公演”ジゼル”
が無事に幕を閉じた
恩師粕谷辰雄先生が最も愛した作品の一つ
ロマンテイックバレエの最高峰
01年、最後になった第18回粕谷辰雄バレエ団公演も
ジゼルだったのは感慨深い






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真樹、真樹!


先生の声が、姿が、今も鮮明に蘇る
最愛の先生が他界して5年
初めてのタイトルロール”ジゼル”
先生と一緒に踊る 


水戸バレエの門を叩いたのは、4歳の時
私の成長を、大切に、暖かく
そして厳しく見守ってくれた先生
プロフェッショナルになりたいという私の夢に向かって
一緒に前進した
オランダのバレエ学校に留学が決まった時
誰よりも喜んでくれたのは粕谷先生だった


世界に羽ばたきなさい


そう言って背中を押してくれた
コンピューターが普及していなかった当時
毎月必ず手紙を書いた
夏休みに帰国すると、まず稽古場へ行くのが楽しみだった
水戸バレエのドアを開けるといつも先生の背中がある
回転式椅子に座ったまま、こちらにクルリと方向を変えると
下がった眼鏡を直しながら


おや真樹、帰ったんですか お帰り


そう言って、まんまるの顔がニコニコになる
そしてまた、クルリと椅子を回転させて稽古に戻る先生
辛かった留学生生活
お帰りと言ってくれる人がいることが
帰る場所があるということが
どんなにか心強かったか


水戸バレエだったから
粕谷先生に出逢えたから
私は踊り続けることが出来た


私はその背中に 
今もまだ”ただいま” を言う
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by makikirjonen | 2007-06-14 20:40 |