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2008年 11月 28日

笑う門には福来る


世の中には
どうにも魅力的な人がいる


例えば数える程しか会ったことがなくても
とてもよく知ってるような
ずっと前から知っているような
時々そんな感じがする人がいる
そんな時は
その人も同じ風に感じてくれてたらいいなと
思ったりするのだけど


フィンランド在住だったJUNさんが
出張でヘルシンキにやって来た
信じられないけど、かれこれ5年振りの再会
しかも...

マジシャンになってた (笑)

プロ顔負けの実力に、びっくりっ
吉本入りを考えてただけあって
芸人魂を持つこの男のパフォーマンスに
驚かされ、笑わされっぱなしの夜
腹筋は割れ、皺が深まったのは言うまでもなく!


笑いの花の中
お土産のポッキーや、さきいかをつまみながら
何だか日本にいるみたいだと思った
日本語だからかな
なんだろ
気負わなくてもいい、すごく楽なこの感じ
背負っているもの、その全てを忘れて
ただ笑う
本気で笑う
細やかで温かい思いやりに包まれた
懐かしい感じのする夜に
心がやんわりとほぐれていくのを感じてた
あんなに笑ったのは
久しぶりだったな


例えば人が、色々な顔を持っているとしたら
どの顔を、どこでどんな風に、そして誰に見せるかで
人間関係を紡いで行く
おおっぴらに見せたり、控え目に見せたり
はたまた見せられなかったり、隠したり
そのどれもが本当の自分だとしても
全部を見せたりしない
たぶん色んな理由で
もしかして一番大切な人にさえも


でも時々
そのちょっとした会話や
そのちょっとした仕草の中に
おそらくその人が持っているであろう
別の顔を垣間見たりすることがあって
そういう瞬間に、どきっとする
その人が内に秘めている
熱い何かに触れたような瞬間に


魅力的な人達
バレエ界を飛び出すと、色んな人がいて
色んな顔があって、色んな表情があって
そのひとつひとつに感嘆し、想いを巡らせては
自分に立返る
一緒に笑えるなんて素敵じゃないか
そう、
こういう些細な瞬間の積み重ねが
人生を織りあげていくんだったね


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過去から続いて来た今じゃなくて
未来へ続いて行く今なんだね
先のことなんか分からない
だから今を熱く生きる
単純にして明快


笑う門には福来る
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by makikirjonen | 2008-11-28 01:01 |
2008年 11月 27日

視点


今読んでる本
こんな一節に唸った


"There are three answers to every question:
Yours, mine and the right one."


どんな質問にも3つの回答がある
貴方の、私の、そして正しい答えが



こんな深い心を
目指せるだろうか
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by makikirjonen | 2008-11-27 04:53 |
2008年 11月 25日


冬がやって来た


雪化粧
見慣れた風景も
一味変わった顔になる



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11月も残りわずか
あっという間に過ぎ去る日々に
少し焦った
機械的に決められた予定をこなせば
毎日は淡々と過ぎて行ってしまうから


深々と降り続く雪が
みるみるうちに積もって行く
そんな純白の雪が
ある温かい日に黒ずんで
そして溶けてなくなってしまうように
積み重ねて来たものが
大切だったはずのものが
薄黒く汚くなって
溶けて消えてしまうような錯覚に襲われては
それを否定し
そしてまた肯定してみる


まだ誰も歩いていない雪の上を
選んで歩いては
後ろを振り返る


冬はまだ始まったばかり
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by makikirjonen | 2008-11-25 03:27 |
2008年 11月 22日

ネイル


ネイル、生まれて初めての経験
みぽサロンにて試行!


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女3人、おしゃべりにも花が咲く
穏やかな夜


指先が美しいと
仕草も自然と女らしくなるから不思議
綺麗になるっていいね
女の子だもん


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私には
雪のような白いフレンチ
金を足すだけでぐっと華やぐ

でもよく見てよく見て....
薬指


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ちょっと遊び心
きゅうり、たまご、サラミにマッシュルーム
見えるかな?
テーマは”サンドイッチ” (笑)


どこまでも平和で、どこまでも穏やかな時は
しぼんだ心を
ふんわり優しく包み込む
いくつになっても綺麗でいたい
心も身体も
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by makikirjonen | 2008-11-22 01:29 |
2008年 11月 20日


12年前オランダに来た頃は
携帯もPCもなかったのにね
今じゃ無料で
しかも顔まで見て話せるなんてスゴ過ぎるっ
あんなにホームシックになったのに
もうそういう時代じゃないんだわ...
文明の力に感謝



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愛妹
マイペースな彼女には
いつも癒される


どんな人生の荒波にもまれてたとしても
強風にさらされてたとしても
彼女はいつも
あったかい
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by makikirjonen | 2008-11-20 04:15 |
2008年 11月 19日


地球の反対側からやって来た
幸せの天使に
思わず微笑んだ


そうちゃんが、大っきくなってた


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新監督
41歳以上のダンサーに自主退職の話を持ちかけた
これを機に、契約を一気に見直すらしい
今シーズン契約が切れるダンサー達も多い中
バレエ団に重苦しい雰囲気が立ちこめる
自分は個人的に関係ないけど
心が痛む
何もしてあげられないから
余計に痛む


過ぎてしまった日々に想いを馳せ
過去の栄光を惜しんでは
未来に溜息をつく
そんな歳の重ね方は哀しい
重苦しいバレエ団の空気を吸い込みながら
自分にも間違いなくやって来る
終わりの時を想う
充満するマイナスのエネルギー


歳を取ることは、悪い事なんかじゃない
出来ることが変わって行くだけ
それは受け入れるしかない
でもそれは
失ってしまうのとは違うんじゃないだろうか


大切な人がどん底でもがいているのに
私は何もしてあげられないでいた
言葉だけが虚しく響く
願いは届かない...
ねえ、誰も助けてくれないんだよ
自分で立ち上がらなきゃいけない
自分が変わらなくちゃいけない


ただ、祈るー



ここで、この小さなバレエ界で
どんなドラマが繰り広げられたとしても
世界は関係なく動いて行くのにね
アメリカには黒人の大統領が誕生したし
今日は1ユーロが122円
そしてそうちゃんは、すくすくと育って行く
こうして毎日が過ぎて行く
時は、滞ることなく刻まれて行く


世界がどんな風でも
自分の時をちゃんと刻んでいこう
泣いてても、笑ってても
溢れるような希望は
与えてもらうものじゃない


人生の新しいページは
いつだってめくることが出来る
精一杯やるしかないじゃない

そうちゃんが大っきくなるみたいに
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by makikirjonen | 2008-11-19 00:21 |
2008年 11月 14日

6年


ー6年前の今日は、雪が降ってた


全身の力が抜けて動けなくなった日
世界のすべてが歪んで見えて
音が消えた
人の死というものを初めて知った
生きているということの意味を思い知らされた
大切な、大切な人を失うということ
もう二度と会えない
変えられない現実を前に途方に暮れた
ただ気が狂ってしまいそうなほど
泣くことしか出来ずに


あんなに哀しかったのは
後にも先にもないかもしれない
あまりの衝撃だったから
それ以後は免疫らしきものが出来た
父の時でさえも
私はちゃんと立っていられたから



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      水戸バレエ研究所50周年記念公演 ー 6年前、最後の舞台になった



恩師粕谷辰雄先生が他界して早6年
記憶の中の先生はいつも笑ってる
大仏のTシャツ、フジテレビマークの靴下
毎週毎週水戸に通ってた先生
最初は電車で4時間もかけて通ったと聞いた
私の知ってる先生は
常磐自動車道を140kmで走る
バレエ協会の会議で遅れても、風邪気味でも
毎週毎週水戸にやって来た
そしてそれは50年間続いた
バレエを、子供を
何よりも愛した先生


水戸バレエじゃなかったら
粕谷先生に出逢えなかったら
私はバレエを続けられなかっただろう
利害や損得、そんな事は全くおかまいなしに
ただ私のことを一番に考えてくれた
大事に大事に育ててくれた
いつだって変わることのなかった
踊りへの敬意と、深い愛情を持って


この6年で
色んな事が変わった
そしてこれからも変わって行くし
変わって行かなくてはいけないのだとも思う


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でも
粕谷先生の心を繋げて行く
バレエという芸術に生涯を捧げた
その真っすぐで深い志を


一緒に歩む
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by makikirjonen | 2008-11-14 03:48 | 水戸バレエ研究所
2008年 11月 13日

寝起きの戯言


雨がよく降る
ものすごい、嵐のような強風も
変な天気のヘルシンキ
11月って感じじゃない
ガタガタ音を立てる窓ガラス
部屋の中に居ることを嬉しく思って
そっと外を伺う夜が続いた


眠れる森の美女の稽古開始
今週と来週はThe Lost Paintingも
次々とスタイルを変えること
それで身体が痛くなる


今日はこれからSuite Murderの本番
本番の日は、
午後3時から4時がお昼寝タイム
眠れなくても(そんな時はほとんどないけど!)横になる


でも、今日は寝過ぎた...
しっかり2時間爆睡して、今も身体は眠ったまま
だるさに包まれたこの感じ
舞台に立つまであと約2時間半


外が雨じゃないことだけで嬉しい
自転車で劇場へ行けるから
帰りが雨かもしれないけど
今はそんなこと考えない
真っ暗だけど気にしない


スイッチを切り替える
よし、行ってきます!
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by makikirjonen | 2008-11-13 01:37 |
2008年 11月 07日


大切な人達が
世界中から送ってくれた声援に
心がほっこり


頑張れって言葉を安易に使うのは好きじゃないけど
俺も、私も、うちも頑張ってるから
真樹も頑張れ


嬉しくて嬉しくて
なんだろ、力が湧いてくる
強くて優しくて、そして熱い
愛すべき仲間達


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皆にもらったパワーを正しく消費するべく
朝から全快でスタジオに入ったら
お馴染みのヤルコにおめでとう!とチュされた





2月下旬から始まるトリプルプログラムLost Symphonyの配役表
Le tableau perdu (The lost painting)という作品の
プリンシパルカップルにキャステイング


予想してなかったというか
そんな先の作品のことなんか全く頭になかったから
びっくり
でも正直に、とても嬉しかった
とても


振付家はChristian Spuck
Stuttgart Ballet の permanent choreographer
どんな作品なんだろう?


先のことなんんか分からない
だから恐い
でもだからこそ、輝く瞬間は強烈なんだ
未来を念っては今を生きていく


みんな頑張ってる
わたしも頑張る
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by makikirjonen | 2008-11-07 23:37 |
2008年 11月 05日

11月
この調子であっという間に今年も終わるのだろう


"眠れる森の美女"の配役発表があった
全14回公演だから
いつものように最低3キャストは作るだろうと
もしかしたら4キャストかもね、と話していたのに
そして沢山キャストがあれば
もしかしたらチャンスはあるかもと思っていたのに
予想に反して何と2キャストのみ


配役表は
いつだって笑いと涙を巻き起こす
何年在籍しても緊張する一瞬
張り出されたリストに
自分の名前を探す作業


先シーズン踊ったオーロラ姫
出産を経て戻って来た主力メンバー達の存在に
予想はしてた
期待したら失望する
だから期待しないようにした
でも祈るような気持ちはどうすることも出来なくて
その場所に自分の名前がなかったリスト
予想していたことだったけど
分かっていたことだったけど
やっぱり力が抜けていく


今回はユニコーンと新しくカラボス役
ユニコーンはソロのヴァリエーションがあるし
カラボスは、重要なメインキャラクター
やりがいのある役だ
カラボス役から外された子が泣いていた
前回同じくオーロラ姫だった子の名前は
ソリストどころか群舞に


そう、
まったく悲観的な状況じゃないのにね
素直に喜べない自分が、卑屈で哀しい
自分の器の大きさを知っているはずじゃないか?
踊れるという事だけで幸せだったはずじゃないか?


一度でもチャンスを与えて頂いたことを喜ぶべきだってこと
もちろん心からそう思ってるし、感謝もしてる
でも一筋縄にはいかない心
やっぱりそんな風に綺麗なだけじゃない
だって
もう一度踊りたかったから
残された山積みの課題達に
もう一度挑戦したかったから


そんな歪んだ重い心が
じわりと動いた


実力が足りないと思うんじゃない
お姫様タイプじゃないなんて思う必要はない
君は、君のオーロラ姫だったんだ
そして本当によくやったじゃないか
配役には色んな理由があるものだよ
それだけで力量の全てを計るのは意味のないことだし
自分の価値を定めるのはセンスのないことだ
人にはそれぞれの趣向ってものがあるんだから
自信を失う必要は全くないね
そして戦う相手が
いつだって自分自身だってことに変わりはないさ



我慢していたもの
大粒の、とっておきの雫が
ぽろぽろと落ちていく

そう
誰かにそう言ってもらいたかった
しっかりしなさいと
カラボスやれるんだもの、いいじゃない...じゃなくて
次にチャンスがあるはず...
みたいな根拠のない楽観じゃなくて
今まで通りでいいんだと
ただそう言って欲しかった


頑張っていない時なんか、ないもの


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無防備な心をさらけ出す
その悔しさを噛みしめ
至らなさを痛感し
いい訳なしで現実を受け入れる
大粒の雫を払い落とす間もなく歩き出す
こうやってまた
もっと遠くを目指す
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by makikirjonen | 2008-11-05 06:47 |