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2009年 09月 29日

つきひ


冬を想わせるような朝晩の寒さ
季節は確実に移り変わって行く
あっという間に


先週の初日は無事に終了
土曜日だったからかな
いつもよりもずっと盛り上がっていた観客席
Petit Mortの課題は、ひとまず眠らせて
今晩はセカンドキャストの初日
ダウソンのMillion kisses to my skinを踊る


5年前に一度踊ったこの作品
ダウソンとの厳しいリハーサルは
自分の中の色々なことを、変えた
動くということ
空間を制するということ
気持ちが少しでも引いてしまっていたら
踏み込むことのできない領域
その境界線を越えた時
限界のところで感じる快感のようなもの


5年後の今
自分は変わっただろうか、と自答する
終わりはないのだから
これでいい、ということはないにしても



気がつけば
昨日は、恩師市川歌子先生の命日
もう15年も前に言われたことが
その言葉の意味が
今頃になってはっと分かることがある
現在という自分に
色々な人達の教えが、想いが生きている
だとしたら、ただひたすらに
等身大で踊るしかないじゃないか


そう、
感じるままに



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by makikirjonen | 2009-09-29 19:48 | フィンランド国立バレエ団
2009年 09月 26日

Great Masters


また、ドラマ


何作品も同時進行のリハーサルスケジュール
それぞれの作品にかけられる
実質的な稽古時間が少なかったこと
怪我人、病人の代役等
色んな事が重なって
何人かがキャストを降ろされた


涙に怒り
反応はそれぞれ
泣きじゃくる同僚の頭を撫でながら
好きじゃなきゃやってられない・・・と、改めて
世界の終わりなんかじゃないのにね
そんな風に思えてしまう
自信は消え去り
心のバランスが音をたてて崩れて行く
ついでに未来は
一筋の光すら見えないような真っ暗闇だったりもする


その事実を
どんな風に受けとめて
自らの肥やしにして行くか
ここはとにかく踏ん張りどころ
そしてきっと
こういう時にぐっと成長するんだろう


ダンサーも先生も監督も
とにかく変な風に焦ってる
まるで初日とは思えないバラバラ感
でも、
幕は開いてしまうー


今晩踊るのは
何度も踊っている”Petit Mort”
どんな状況でも、お客様の為であること
こういう時こそ無欲で踊る
丁寧に、稽古の通りに


Great Master初日



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by makikirjonen | 2009-09-26 23:15 | フィンランド国立バレエ団
2009年 09月 25日

とまらない


今週土曜から始まるトリプルプログラム
Great Masters

-Million Kisses to my skin (David Dawson)
-Petit Mort (Jirí Kylián)
-Sechs Tänze (Jirí Kylián)


白鳥の湖も同時進行の今
しっかり稽古できていないのが現状
でも、待ってくれない時間
文句を言っている場合でもなく
いい訳をしてる余裕もない
とにかく、この限られた稽古時間を有意義に
集中して取り組むだけ


でもー
古典とはまた違うこの世界
そう、魔法がかかる
空間に身を投じ
音楽に溶けて行くような
この感じが
すごく、すごく好きだ


明日はジェネラルリハーサル




キリアンで使う衣裳
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休憩は楽しくなきゃねっ
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by makikirjonen | 2009-09-25 04:05 |
2009年 09月 24日

Red Nose


Do Something Funny for Monney
と言うキャッチフレーズで
実施されているキャンペーン
”Red Nose Day”
別名Comic Reliefとも呼ばれ
笑えることをしながら募金を募って
それを世の中の役に立つことに寄付するというもの


フィンランドのテレビ局YLE1が
その番組制作の一環で
バレエ団、朝の稽古に潜入
あわててカメラを取りに楽屋へ!



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もうその動き方が
半端なく可笑しくて
笑った笑った

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すごくいい活動だ
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by makikirjonen | 2009-09-24 04:07 |
2009年 09月 21日

ママ


日曜日
久しぶりに目が覚めるまで眠る
あわただしい1週間だった
楽しく有意義な時間の一方で
日常の”するべきこと”が、滞る


窓を開け、音楽をかけながら
洗濯機を回し、掃除機をかけ、床まで拭いてみる
たまったメールを返信し
頼まれていたことを終わらせる
朝のやわらかい光の中で
すべきことを、淡々と方付ける


本当は1日中家に居ようと思ってたのに
あんまりいい天気だから
その、秋の初めの空気を身体中で感じたくなって外へ出た
1週間前母と一緒に歩いた同じ道
また少し色が変わった木々の葉を見上げながら
ゆっくり歩く


そう、恐ろしいことにもう1週間経ってしまうのだけれど
母が舞台を観に来てくれた
はるばる日本から、地球の反対側の北国へ
本当は、そのすべての演目を観てもらえたらいいのにね
そんなことは叶う訳もなく


1年に1回は、と言う母に
なるべく完成度の高い舞台をと
少し緊張してしまったけど
実は母の方が緊張していたらしい....
終演後、無事に舞台を務めてくれて良かったと
はしゃいだ調子で舞台裏を見渡す
そんな姿に、嬉しくなった


離れて暮らす日々
恨めしい距離は、普通の母娘のように
気軽に会ったりすることが出来ないから
私が母にしてあげられる
多分、一番親孝行なこと


ママ、観に来てくれてありがとう



青空の下
そんなことをぼんやり思い出しながら
駆け抜けて行く秋を
瞬く間に過ぎて行く日々を
心から愛おしいと思った


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by makikirjonen | 2009-09-21 05:11 |
2009年 09月 18日


ものすごい舞台だった


ソロルは、シュツットガルトバレエ団の
Friedemann Vogel (フリーデマン フォーゲル)
悩ましいほどの美しさ
古典作品でこんなに感動したことは
今までなかったかもしれない


戦士ソロルは、駄目男なのかと思ってた
金と地位、そしてガムザッテイの美貌に
一瞬たりとも心が揺らいでしまうような
古典バレエのほとんどに登場する駄目男達と同じなのかと
でもー
フリーデマンのソロルは
真にニキヤを愛する戦士だった
大きな大きな運命の波に呑まれ、翻弄されてしまう
むしろ勇敢な被害者だった


空間を制するその跳躍
完璧なプロポーション
そして何よりも自然な演技
観ているだけなのに
身体中の血が熱く駆け巡る感じ
そして何だか涙が出て来た
そのあまりにも完成された美に



舞台人としてー
演じることの重要性を痛感する
しかしそれはあくまでも自然で
そしてその瞬間の
真実でなくてはいけないこと


ああ
言葉にならないや




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by makikirjonen | 2009-09-18 06:20 |
2009年 09月 16日

舞台裏


バヤデール舞台裏
ガムザッテイの他に
別のキャストでは、パダクション、ソロシェイドも
疲れるはずだ(苦笑)


麻衣ちゃんと、Pas d'action
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1幕ワルツのシャルロット
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1幕ジャンプガールのミレラ
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苦行僧のヨウカ
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実はこのバヤデール
残す所あと2回
私はこのキャストのみフリー!
怪我人、病人が出ないことを祈って...
だってチケット買ったんだもん!!!


久しぶりに、観客になる
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by makikirjonen | 2009-09-16 02:50 | フィンランド国立バレエ団
2009年 09月 15日

そして


ガムザッテイ、終了


満足など、出来るはずもなく
回数を重ねるごとに
改善出来たこと、出来なかったこと
でも足りない
まだまだ足りない


お姫様の政略結婚
でも、嫌な女じゃない
本当は一番の被害者
その威厳を、風格を、保ちつつ
ソロルを愛する純粋な気持ちを
絶望を、嫉妬を、哀しみを
どれだけ伝えられたんだろうか


そのすべてを胸に
次へ進む
きっと何かが変わっていくと信じて



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by makikirjonen | 2009-09-15 04:38 |
2009年 09月 08日

はじめまして


Allen-拳斗くん
生後3日!

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まだ名前がついてないこの子も、男の子
フィンランド人は、命名式まで名前を決めないので
まだ、”赤ちゃん”
こちらは生後2週間


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なんて無力な生きものなんだろう
でもちゃんと人間の形をしてる
乳臭くて、やわらかい肌
小さな小さな手や足の指
髪も、爪も、生えてるんだね
渾身の力で泣くその小さな生命体
何だか、すごく不思議な感じがした


静かに押し寄せる色んな想いを
そっと抱きしめながら
みんなの幸せを
ただ切に祈るー
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by makikirjonen | 2009-09-08 04:16 |
2009年 09月 07日

スターとは


デニス・マトヴィエンコ
日本ではお馴染みのスーパースターが
ヘルシンキにやって来た
ラ・バヤデール、客演


技術的に難しいソロル役
無理がない
迷いが、ない
思いきりのいいジャンプ、歯切れの良い回転
圧巻だった


細身の引き締まった身体
余分なものは一切ついていない
常にリラックス、冗談が多い
スタジオでの彼は
まるで、お気に入りの玩具で遊ぶ少年のよう
踊ることが
楽しくて楽しくて仕方がないような


今まであまりなかったゲスト公演
今シーズンは期待してもいいようだ
特に若手の男性団員には
もの凄い刺激になること間違いない



百聞は一見にしかず



歴然と見せつけられた
その実力に、才能に興奮しつつ
異性の自分でさえ
己に立ち返るのが苦しくなるほど
選ばれたものが集う
そんな世界に生きるのは、容易であるはずもなく


そしてまたスタジオに立つ
それしか、ないじゃないか


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by makikirjonen | 2009-09-07 05:03 | フィンランド国立バレエ団