2009年 11月 30日

平和な休日に


そうして
穏やかにやって来た日曜日


金曜に”白鳥の湖”が終了
楽屋に戻った途端、衣裳だけ脱いでビールで乾杯
最後っていうのはいい、格別に
例えそれが、しばらくの間のさよならだとしても


そして来週からは”くるみ割り人形”
別名、サバイバルゲーム


いつもと変わらない日曜日は
いつもと変わらずに洗濯、掃除をして
そして買い物に出た
夕方3時には暗くなるヘルシンキの街
控え目の、でも十分に綺麗なクリスマスデコレーションに色どられ
いつもより華やかな雰囲気
道行く人が、笑ってる


始まりがあれば、終わりがある
終わりそうな感じがしなくても
終わって欲しくないとしても
必ずやってくる
花から花へと舞う蝶のように
店から店へと羽を広げながら、色んな人に思いを馳せていたら
終わってしまうことー
そんな当たり前の真実に、急に心細くなる
不意に不安に襲われて
慌ててキッチン用品コーナーに逃げ込んだ
色んな形の優雅な食器たちを見ながら
ああ、終わりがあるからこそ
今が輝くんじゃないかとひとりごちる


分かっているようで分からないし
分からないようで分かってる
ただ、引きずられてしまわないように
惑わされてしまわないように
大事なものをしっかり抱きしめているなら
あとはもう懸命にやるしかないと
何度も何度も言い聞かせては、立て直す


まだまだ足りないんだ
本当に


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# by makikirjonen | 2009-11-30 06:31 |
2009年 11月 27日


あまりにも多い怪我人と病人に
毎回の本番は、大幅なキャスト変更
この白鳥、
ほぼ毎回誰かの代わりを務めてることになる
開演直前まで、DVDを見ながら振りを覚えなきゃならないような状態も何度か
頼られるのはいいけれどー
そういう問題じゃないっ


休む顔ぶれはいつも同じ
そりゃあ事故は起こるし、人間だもの病気にもなる
でもここまで頻繁ってどういうこと?
一体何を食べるとそんなに病気になれるのか聞きたいわ
そりゃあきちんと稽古しないんだもの
身体も痛くなるわよね、怪我もするわよね
でも、まったく悪びれた様子もなくあっさり休めるって
一体どういう神経なんだろ


責任っていう言葉は知らないのかと叫びたい
みんなに迷惑がかかる・・・
なんて微塵も思わない
責任感もなければ罪悪感もない
ついでに自己管理能力もないときた
それで自分の権限だけはしっかり主張する図々しさ
何様のつもりなんだろう


来月から始まる”くるみ割り人形”は
開幕してないのにキャストはすでに二転三転
バレエマスターは、頭を抱えてる
80人ちょっとの団員がいてこの始末
さすが北欧
労働者はがっちり守られてるけど
裏目に出ることも沢山
だって休んだって何も損しない、失うものもない


日本人
真面目で努力家、理想的な労働者の代名詞
でも私だって
たまには文句いいたいさ


いい加減にして!
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# by makikirjonen | 2009-11-27 06:18 |
2009年 11月 20日

そんな午後に


ヘルシンキ、やっと晴れー


道行く人も
街の空気も
すべてが明るく軽い気がする
ただ、空が青いだけで



ガールズトーク
他愛もないことから深刻な問題まで
笑い合っては遠くを見つめ
話しこんでは静かに息を吐く


きっと生きてくってことはそういうことだから
みんなそう
色んなことを引きずってたり
驚くほど大きな傷を抱えてたりする
ただ言わないだけで
ただ見せないだけで


大きな窓があるいい感じのカフェで
向かい側に座る彼女は
深い悲しみに包まれていたけど
何だかとても綺麗だった
悲しみは、人を透明にするからかもしれない


波瀾万丈、結構結構
真摯な想いは
心の奥をざばざば洗い流し
悩むほどに強く、しなやかになっていくのなら
何て素晴らしいんだろ
何もかもうまくいってしまうなんて
恐ろしくつまらない
苦しいほうがいいんだよね
辛いほうがいいんだよね
そう言って笑い合う午後は
ふんわりやさしい


”七転び八起き”
もっともっと転びそうだけどー


最後に立っていよう
そう思った



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# by makikirjonen | 2009-11-20 06:35 |
2009年 11月 17日

ふんばる


いつも朗らかになんか
生きていけるはずもないけれど


どこまで受け入れて
どこまで我慢したらいいのかな
どこまでが謙虚さで
どこからが主張なんだろ
色んなことは
重なって起こるもの
まるで打たれ強さを試されるように


こんな時こそ初心に戻れと言い聞かせる
人と比べるんじゃない
越えるべき相手は
自分自身だということを
そう、無駄な時間なんてないはずだ


現実から目を背けない
すべては、自分のためじゃないか



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# by makikirjonen | 2009-11-17 03:19 |
2009年 11月 14日

11月13日


大切な人と
もう話すことが出来なくなった日
あの日は
雪が降っていたな


あらためて時の流れを感じては
あらためて思い出し
あらためて感じなおす
今日はそんな作業を繰り返す日
辿り着くところは
いつも同じだけど


粕谷先生
貴方に見てもらいたい舞台が
聞いてもらいたい話が
沢山沢山あるんですよ
あの日を境に
話せなくなってしまったけど
変わらずに、一緒に踊ってる


目に浮かぶ先生は
いつだって
まんまるの顔を優しくほころばせてる
会えないけど
話もできないけど
絶対に見ていてくださいよ
ちゃんと見守っていてくださいよ


祈るように、願う



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# by makikirjonen | 2009-11-14 03:28 |